26歳出遅れ既卒が10年で年収300万から年収1000万まで伸ばした話

平凡文系サラリーマンが年収を効率よく上昇させていった実体験だったり、転職・昇進によるキャリア形成について語ったりしてます。

今はどんな仕事しているの?

こんにちは、えぬです。お疲れさまです。前回の記事から今回は【業界の移動ってどうやるの?】といったトピックで記事をと思っていたのですが、その前に今どのような仕事をしているのかを簡単にご説明できればと思います。


業界:外資系サービス(B2C)

国内での規模:20名弱

職種:事業企画、新規販売チャネル開拓、直販、マーケティング及び韓国支社責任者

階級:所謂部長クラス

年収:1060万

 


小さい規模の会社なので、ある程度なんでも自分でやらねばならないのですが、そこが醍醐味と思っており、現職へ転じた大きな理由となります。また、小さい企業にも関わらず意外と年収が出てます。大手の方が給与は高いというなんとなくの印象はあるかもしませんが、実際には小さい規模でも高い給与が出る会社はいくらでも存在します。このあたりも別記事で掘り下げて解説したいと思います。


なんでもやる内、例えば事業企画ってよく聞く言葉ですが具体的に何やるのってところですが主に


・年次の事業計画策定:上から降りてくる営業利益予算を達成する上でどういった販売活動(どのお客さん、どの商品)、マーケティング活動を行い、どういったタイムライン(何月までに売上○億、など)でそれをこなしていくかというシナリオの作成


・長期計画策定:長期的に社としてあるべき姿から、今後どういった市場に事業を広げていくかを考え、その上で細かいターゲットを絞り、それらにあった商品設計と、年次の事業計画で行うような販売・マーケティング活動を策定


・現状の販売状況の把握と必要に応じで追加アクション策定:計画通りに販売が進むことなんて稀でして、当然年の途中でターゲットに到達できるか怪しくなる場面が出てきます。その際に現状のまま進むとどれだけターゲットに対して足らなくなるか、追加アクションは何が可能か、それによって足りなくなった分はどれだけ埋められるのか、などを常に監視・考えながら業績の動きを見ていきます


この分野は自分のスキルの中心となっており、1番大きな柱でもあります。二社目でわからないなりにも培ったエクセルスキルとベーシックな経理知識、三社目の営業企画転属後に対予算目標を強く意識した売上見込みの作成と、弱い見込みに対するトップマネジメントへのリスク提示、そして三社目で行っていた小売店舗での施策の効果測定や新規施策の企画等が現在のこの仕事につながってきています。


次に新規チャネル開拓。これは単純に既存の販売チャネル(例えばレタス農家なら八百屋や大手スーパー)ではない販売先を探し商機を見出す仕事とになります。レタスであれば例えばこれまで八百屋や大手スーパー依存だったところを大手飲食店、給食センターへの販路開拓、みたいなイメージでしょうか。


この分野に関して自分の経歴を照らし合わせると、人材紹介の営業職の経験が活きています。人材紹介は無形商材ですので、営業の仕方も飛び込みに近いようなスタイルで、とにかく数打て!というフェーズの新規チャネル開拓には活きてきます。


直販・マーケティングに関してはウェブサイトでの購入、つまりEコマースでの販売を上げていくことが至上命題となっています。この部分の自身の経歴はあまり強くなく、高卒後の教育事業の会社に居たときにウェブデザイン、制作からメンテまで行っていた程度という感じです。当時2000代年初頭ですのでウェブ広告も原始的でしたし、スキルとしても高くは有りませんがそれでも一部今の業務に活きてきているものもあります。


最後ににある韓国の事業責任者ですがこれはその名の通り韓国支社が自分の下にぶらさがっている状態です。商習慣も文化も違うマーケットで自分の活かせる部分といえば人材紹介業の企画職の頃に韓国も「担当」していたことくらいですが、現状自分の経歴としては最も未経験であり、最も足りていない部分です。


これらを見ると、自分の今の仕事の内容が

・これまでもメインでやってきたことで、それら重ね塗りか延長線

・今までのキャリアでやったことがあるが、メインではない

・今までのキャリアで少々の経験しかない

・今までのキャリアでほぼ経験がない、あるいは全く無い


という4つの状態にバラけています。このバランスが非常に重要で、現状はこうであっても近未来に全てに置いて自信を持って業務遂行できており結果も出せていると、次のステップに昇進・転職という手段で検討が可能な段階となります。所謂、「自分の今の能力でギリギリ出来ないライン」というのが最も伸びやすい環境です。筋トレされたことある方なんかですと、ベンチプレスギリギリ挙げられないラインを1年後に上げる、みたいなイメージです。


この状態を作り出す上で重要なポイントとしては:

1.自分の実力、スキルの種類と深さをきちんと把握する

2.自分の実力に対する正しい認識を上司にも持ってもらう

3.自分が挑戦したことはないがやってみたいことは社内でどんなものがあるか把握する


自分を評価するのが上司だとすると、自身のスキルレベルの把握以上に上司がどこまであなたのスキルレベルを把握しているかが鍵になってきます。この時点で正直げんなりする方も多いかと思いますが、意外とそれは如何に相手の懐に飛び込んでいくかによって解決できるケースも多いです。


さて、「業界間移動」の話をするつもりがまたも自分語りになってしまった上に、この流れだと「上司の懐へ如何に飛び込んでいくか」というトピックが次に相応しい感じになってしまったような気がします…次何を上げるかまだ未定ですが、お楽しみにしていただければ幸いです 笑


えぬ