26歳出遅れ既卒が10年で年収300万から年収1000万まで伸ばした話

平凡文系サラリーマンが年収を効率よく上昇させていった実体験だったり、転職・昇進によるキャリア形成について語ったりしてます。

色んな職種について知ろう:マーケティング系の職種について

なんとかシリーズ化してきた職種紹介記事ですが、今回はマーケティング系職種です。華やかなイメージがあるので人気職種という感じですね。

 

ざっくりいうと

経理や人事のように役割がはっきりと分かれておらず、企業の規模によっては様々な業務を兼任していることがほとんど

・花形職種とされることも多く、人気も高い。華やかな人が多いのも事実。特にアパレルはその商材そのものに対して大きな思い入れや高い興味を持っていないとなかなか成功するのは難しい

・ふわっとしてて効果測定もあまり求められないような仕事をしている人もいれば、損益や投資効果をKPIにされた事業管理者のような人も居り、同じ階層、年収層の人材でも実力に大きな差がある

・年収は400万から1800万くらいまで。それ以上のポジションだとセールスの責任者も兼務しているケースが多く、そこまで行くと3000万くらいまで見えてくる。

 

細分化化していくと:

・広報

ブランディング

マーケティングコミュニケーション

・販促、トレードマーケティング

・コンテンツマーケティング

・クリエイティブ

・デジタルマーケティング

多岐に渡る印象はありますが、実際ここまで組織として別れている企業は大手を除いて少なく、複数の機能を掛け持っているケースが多いです。また会社によっても定義や役割が異なるケースも多く、その振れ幅も大きいです。恐らく理由としては、資格や経験で業務がハッキリ別れる財務系理系と、同じ人事部門でもかなり仕事内容や求められるものが異なる人事系職種などと比べると、絶対的な資格があるわけでもないですし、仕事内容も場合によっては似たものになりやすいのがマーケティングです。

 

営業からの異動は比較的しやすい職種というか、定番職種と言えます。但し、組織の中で必要なマーケティングの人数<営業の人数という図式が基本なので狭き門とも言えます。外資系であればまずは英語力が大きな強みにになります。マーケティング外資の場合本社が様々な基準や方針を握っていることが殆どなので、海外とのやりとりができるビジネスレベルの英語力はマストです。それでは各職種を細かく説明していきましょう。

 

広報

報道媒体等に如何に自社の製品、取り組みなどが取り上げられるか、どのように取り上げられているかを確認しながらどういったニュースやプレスリリースを打ち出していくかを考えて実行していきます。内容によっては企業イベントなどもこの部門で主導するケースもあります。背景としてはそのイベントにどういったVIPやゲストを手配するか、というようなニーズがある場合にPRエージェンシーとやりとりのあるこの部門の強みが活きるという点もあります。ちなみにこの仕事に新卒で着いたりするとまずは記事のクリッピング作業(取り上げられた記事や露出などを切り取ってまとめる作業)などが最初のお仕事になったりします。

 

ブランディング

端的に言うとファンを増やすことが大きなな仕事です。まず根幹として自社の製品、ブランドはどうあるべきかを商品の特徴、購入対象者、他社比較等をした上で規定します。(外資の場合すでにブランドガイドラインで規定されている可能性もあります。)その上で自社の製品やサービス購入し、さらに繰り返し使ってもらう為にどういった商品の説明の仕方をするのか、それをどのようなチャネル(テレビ広告、新聞広告、交通広告など)で伝えていくのかを考える部門になります。かなり概念的や職種でもあるのでフワッとした仕事になりがちね一方、近年では施策の効果測定と結果出しを厳しく求められたり、ブランドマネージャーという立ち位置が実質的にその製品群の事業責任者のような立ち位置となる場合もあります。

 

トレードマーケティング

これは主にPOS(Point of sales=つまり実際に販売が起こる場所、ミネラルウォーターならコンビニ、ドラッグストアなど)でどういった販売促進活動を行うのかに特化した職種です。店頭で自社製品がより売れるように、販売面積をとれるような魅力的な販促什器や店頭でのイベントを主導したり、ときには店舗スタッフの教育なども含まれ、営業にかなり近い場所で動くことになります。必然的に営業から動いてくる方も多い職種です。

 

コンテンツマーケティング

個人的には近年かなり重要な役割を持っている職種かなと思ってますが、あまり自社でこの職種を持つ会社も少ないように感じますし、自社で持たないメリットももちろんあります。自社の製品、サービスの特徴を理解し、どういったチャネルでそれらを伝えていくかをベースに、そこでどういった伝え方(例えば動画素材なのか、写真なのが、アニメーションなのかテキストなのか)を考え、実際の制作や政策ディレクションを行います。広告出稿量さえ増やせば売れる、といった商材ではなくより説明が必要なものに関しては非常に重要な役割を持つことになります。

 

デジタルマーケティング

近年主流になりつつあるマーケティングの職種です。自社ウェブサイトに如何に効率よくアクセスを持ってきて、如何に効率よく自社サイトや他社のマーケットプレイスやEコマースサイトで購入につなげるための施策を考え実施する部門です。ターゲット市場拡大の貯めのブランディング施策もここで行うケースが殆どですが、この職種の出身者はマーケティングよりもEコマース営業、デジタル専門広告代理店、WEB系エンジニアの方が多く、ブランディングに強い方は少ない印象です。

 

マーケティングコミュニケーション

最も幅広く、場合によってはもっともフワッとした職種です。ブランディングやトレード、場合によっては広報も含めたすべての機能を兼ね備えた部門であるケースが多いですが、広報だけ別部隊にしているケースも多いです。

 

こんなところでしょうか。本当はもっと掘り下げて書いてもいいのですが、それはまた別の機会に記事を更新できればと思います。

 

それでは皆様よい週末を!

 

えぬ